そうやって会社をやっている中で、業績もある程度伸びていたんですが、ある日会社を畳む決断をしました。
よく、「順調に業績が伸びているのに何故やめるの?」 というような事も言われました。
ですが、傍目には順調に見えていても、将来にわたってキャッシュを追っていけば、近い将来、完全にキャッシュフローが破綻することは目に見えていました。
それについて根本的な改善策が見つからない以上、会社を畳むことは当然の結論だったと思います。
逆にあのまま続けていたら、個人で莫大な借金を抱えてしまい、今のように再スタートすることはできなかったと思います。
幸い、別の方に事業を引き継いでいただけることになり、個人としての被害は最小限で済ませることができました。
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その後、しばらくして、鈴木の方から
「藤井さんの経験を生かして、ベンチャー企業のキャッシュフローをサポートできる仕組みを一緒に作らないか」 と誘われたのです。
経営者としては初心者ながらも、キャッシュフローだけは把握していたことで、正しい経営判断ができたことに、私自身、大きな意義を感じていました。
また、同じような苦しみを抱えている経営者の方も非常に多いだろうということもわかっていました。
当時私は既に別の仕事に就いていましたが、アカウンタックスで
キャッシュフローのサポートができるソフトの開発に携わることにしたのです。それが「MIETA」の開発に携わることになったきっかけですね。
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